矯正歯科 ORTHODONTICS
歯並びを整えて健康で美しい口元に
歯並びの乱れや噛み合わせのずれを改善するのが矯正歯科です。出っ歯・受け口・でこぼこな歯並びなどを、矯正装置を用いて理想的な形に整えていきます。
矯正治療を行なって美しい口元になると、見た目に自信を持てるようにもなります。また、噛み合わせが良くなることで食事を適切に噛めるようになるほか、肩こりなどの体の不調が改善される場合もあります。さらに、磨き残しが減り、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
当院では、毎月第1土曜日を矯正歯科の日として治療を行なっています。歯並びや噛み合わせで気になる点がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
矯正担当医のご紹介 DOCTOR
矯正歯科医 土持 航
歯列矯正を検討しているものの、「歯科医院へ相談に行く一歩が踏み出しにくい」と感じている方も多くいらっしゃると思います。初めての患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、カウンセリングを大切にしていますので、口元のお悩みがあればどうぞお気軽にご相談いただければと思います。
略歴
- 2001年
- 日本歯科大学新潟歯学部 卒業
- 2003年
- 日本歯科大学新潟歯学部 臨床研修医 修了、日本歯科大学新潟歯学部附属病院歯科 総合診療科 勤務
- 2009年
- 日本歯科大学新潟歯学部附属病院歯科 総合診療科 退職、日本歯科大学矯正学講座 大学院 入学
- 2010年
- 日本歯科大学矯正学講座 大学院 修了、日本歯科大学附属病院矯正歯科 勤務
- 2015年
- 日本歯科大学附属病院矯正歯科 退職、アニバーサリーデンタルギンザ 院長就任
経歴・技術
- 日本歯科大学新潟生命歯学部にて研修医を修了
- 日本歯科大学生命歯学部歯学部矯正歯科大学院に入局
- 日本歯科大学矯正歯科新人研修を修了
- 博士課程(歯学)修了、日本矯正歯科学会学会誌投稿・受理
- 大学院生時代を含め10年間にわたり矯正歯科医として大学病院に在籍
一般の歯科医院で
矯正治療を受けるメリット
MERIT
「矯正治療に特化した歯科医院」と「一般の歯科医院」のどちらを受診すべきかお悩みの方もいらっしゃることと思います。当院のような一般の歯科医院で矯正治療を受けるメリットとしては、ほかの治療も当院の中で完結できるという点があげられます。
具体的には、虫歯などお口のトラブルがある場合には、矯正治療を行なう前にそちらの治療を優先することになります。当院では虫歯治療も行なっているため、あちらこちらの歯科医院を訪れる必要はなく、虫歯治療も矯正治療も一箇所で受けられるのです。
もちろん、矯正治療に特化した歯科医院と同じ質の矯正治療を受けられるため、複数の歯科医院に通う手間やストレスを増やしたくないという方などに大きなメリットがあります。
当院の矯正治療 MENU
表側(唇側)矯正
ワイヤーの引っ張る力で歯並びを整える矯正治療方法です。それぞれの歯の表面にブラケットという四角い装置をつけ、そこにワイヤーを通し、歯に負荷をかけて少しずつ移動させていきます。長く用いられている矯正治療方法で、適用範囲が広いことが特徴です。
歯の表側(唇側)に矯正装置をつけるため、お口をあけたときの見た目が気になるという方もいらっしゃいます。基本的にはブラケットもワイヤーも金属製ではあるものの、セラミックやプラスチックでできた白いブラケットや、白くコーティングされたワイヤーなど、目立ちにくい矯正装置もあります。
表側矯正のメリット
- 幅広い症例に適用できる
- 舌に矯正装置が当たらないため発音や食事の邪魔になりにくい
- ほかの矯正治療よりも費用負担を抑えられる
表側矯正のデメリット
- お口をあけると矯正装置が見える
- 矯正装置の厚みで口元が突出して見える
- 虫歯や歯周病になりやすくなる
裏側(舌側)矯正
歯の裏側(舌側)に矯正装置をつけて行なう矯正治療方法です。リンガル矯正ともよばれます。ブラケットとワイヤーを使用する点は表側矯正と同様ではあるものの、舌側に矯正装置をつけるため目立ちにくい点が大きな特徴です。
矯正装置が目立ちにくいという点はマウスピース型矯正装置にもいえますが、裏側(舌側)矯正のほうが適用範囲が広いというメリットがあり、抜歯をともなう矯正治療にも対応できます。表側矯正よりも費用は高くなるものの、周囲に気づかれずに矯正治療を行ないたいという方におすすめです。
裏側矯正のメリット
- 周囲に気づかれずに矯正治療ができる
- 表側矯正よりも虫歯や歯周病になりにくい
- 前歯が引っ込みやすくなる
裏側矯正のデメリット
- 舌が矯正装置に当たって発音しにくい
- 歯磨きで汚れを落とすことが難しい
- 表側矯正よりも費用が高い
マウスピース型矯正装置
「インビザライン」
「インビザライン」は、マウスピース型矯正装置を使用して歯並びを治す矯正治療システムで、米国のアライン・テクノロジー社が開発しました。これまでに全世界で1,400万人以上の患者さまが治療を受けています(2022年9月時点)。
薄く透明で目立ちにくいことが特徴で、2週間ごとにマウスピースをつけかえて歯を移動させ、徐々に理想の歯並びに近づけていきます。ワイヤーを使う矯正装置と違って、ご自分で自由に取り外すことができるため、食事や歯磨きのストレスを感じることなく治療を進められます。
マウスピース型矯正装置
「インビザライン」のメリット
- 食事や歯磨きの際に取り外せる
- 矯正治療を行なっていることを周囲に気づかれにくい
- 矯正装置による痛みや違和感を抑えられる
マウスピース型矯正装置
「インビザライン」のデメリット
- 対応できない症例もある
- 矯正装置の装着時間を守るなどの自己管理が難しい
- ワイヤーを使う矯正治療よりも治療期間が長くなる
小児矯正 PEDIATRIC CORRECTION
お子さまの歯並びが気になる方へ
子どものうちから歯並びを整えておくと、虫歯や歯周病のリスクを減らすことにつながり、生涯にわたって健康な歯を維持できる可能性が高まります。また、大人になってから矯正治療を行なう場合と比べて、抜歯せずに歯並びを整えられることが多いです。小児矯正によって、輪郭の歪みや顎の変形も防ぐことも可能となります。
そのほか、口元のコンプレックスを早期に解消しておくことで、お子さまが思春期に抱えるストレスを軽減させられます。お子さまの歯並びが気になっている方は、ぜひ一度お子さまとともにご相談にいらしてください。
子どものころから矯正治療を始める
メリット
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顎の成長を整えられる
大人と違って顎骨や筋肉が成長している段階のため、矯正治療によって輪郭の歪みや顎の変形を防ぐこともできます。顎骨や筋肉の成長力を利用して歯並びや噛み合わせを改善するとともに、フェイスラインを美しく整えることも可能です。
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非抜歯ケースが増える
歯がきれいに並ぶためのスペースがないと、矯正治療で抜歯が必要となります。一方、子どものころから矯正治療を始めることでスペースを確保しやすくなり、抜歯せずに済む可能性が高まります。
小児矯正の流れ
小児矯正は、下記のように大きく2つの段階に分けられます。1期治療では歯をきれいに並べるための土台づくりを行ない、2期治療で矯正装置を使って歯を移動させていきます。
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1期治療
乳歯が生えそろうころ〜永久歯に生え変わるころに、1期治療を行ないます。顎骨や筋肉の成長力を利用して上下の顎のバランスを整えていきます。また、指しゃぶり・舌で歯を押す・ほおづえなどの癖があればこの時期に直します。
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2期治療
永久歯が生えそろったら、歯に矯正装置をつけて細かく移動させていきます。1期治療によって、歯がきれいに並ぶための土台をつくっているため、歯が移動しやすいことが特徴です。
子どもの矯正治療メニュー
小児矯正では、床矯正(しょうきょうせい)という矯正装置を使用したり、MFT(口腔筋機能療法)という訓練法を用いたりします。
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床矯正
床矯正は、顎骨の成長を利用した矯正治療方法です。顎骨を少しずつ拡大して、歯が並ぶスペースをつくっていきます。床矯正装置にはネジやワイヤーが埋め込まれていて、歯科医師の指示に従ってご自宅でネジを回していきます。取り外し可能なため、食事がしにくいといったことはなく、普段どおりに歯磨きもできます。
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MFT(口腔筋機能療法)
指しゃぶり・爪噛み・舌で歯を押す・ほおづえ・口呼吸などの癖は、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼします。また、これらの癖があると、矯正治療を行なっても後戻りが起こりやすくなるのです。そのような事態を避け、お口周りの筋肉を上手に動かせるようにするために、MFTというトレーニングに取り組みます。
矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
- 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
- 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
- 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
舌側矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
- 矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
- 歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
- 成長期の患者さまの治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
- 歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
- 歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。
MFT(口腔筋機能療法)にともなう一般的なリスク・副作用
- お口周りの筋肉を正常に機能させるためのトレーニングです。
- 機能的・審美的に仕上げるための治療なので、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- お子さまが治療に協力的でない場合、良好な治療結果を得られないことがあります。
- MFT(口腔筋機能療法)だけで、お口周りの問題をすべて解決できるわけではありません。
- MFT(口腔筋機能療法)を行なったからといって、将来矯正治療をせずに済むとは限りません。
マウスピース矯正(インビザライン)にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
- ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
- 症状によっては、インビザラインで治療できないことがあります。
- お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
- 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
- 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
- 食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
- 治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
- お口の状態によっては、インビザラインに加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
- 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
- 薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について
当院でご提供している「インビザライン」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年4月21日最終確認)。
入手経路等
インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。
国内の承認医療機器等の有無
国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年4月21日最終確認)。
諸外国における安全性等にかかわる情報
情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
医薬品副作用被害救済制度対象外
日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。